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【輪島塗、お箸作り】2024年を振り返り…桜木清四郎箸店の地震の影響と今後

あの悪夢の地震から1年が過ぎました

あっという間に過ぎた1年…2024年を振り返ってみます

2024を振り返る私達の行動

1月

  • 今まで経験したことがない震度7の大地震

2月

  • 自社HPを作成・ECサイトによるオンラインショップを開設

画像をクリックでネットショップに移行します

3月

  • 次女の旦那さんの仕事場の二階で僅かながらお箸の仕事を再開

4月

  • 内灘でみなし住居の入居が決まり
  • 仕事をしながら休みの日には山菜を取りに行くなど少しだけ気持ちに余裕が出ました

5月

  • 引っ越しに次ぐ引っ越し
  • 一軒家で1部仕事を再開

6月

  • 知り合いの伝手で羽咋で工場を借りてお箸の頭切りを再開

7.8月

  • 父、脳腫瘍再発のため入院
  • 母と長男は病院に面会しながら箸作り

9月

  • 未曾有の大洪水
  • 父退院自宅で療養始まる

10月

  • 9月末の洪水により機械も水没して機械類は全滅…その中で工場1の公費解体

写真をクリックで公費解体のページに移行します

11月

  • 年末に向けてのお箸作りに本腰!

写真をクリックでお箸の種類のページに移行します

12月

  • 工場2の公費解体、お箸作りの追い込み

まとめ

行動
1月2024.1/1、父と母ともに輪島で被災 住居・工場×2が全壊 1/4迄市役所の避難所で避難→中島の長女の嫁ぎ先に避難(お邪魔しました)
倒壊した工場からお箸を救出
自社HPを作成・ECサイトによるオンラインショップを開設することに決定
2月避難場所を白山市に次女の嫁ぎ先に変更
倒壊した工場からお箸を救出(何度も通いました)
ECサイトをOPEN!沢山の皆様から応援のメッセージとエールを頂きました(涙)
3月次女の旦那さんの仕事場の二階で僅かながらお箸の仕事を再開
4月長男の家に引っ越し(内灘)
同じく内灘でみなし住居の入居が決まりました
仕事をしながら休みの日には山菜を取りに行くなど少しだけ気持ちに余裕が出ました
5月引っ越しに次ぐ引っ越し
一軒家で1部仕事を再開
6月知り合いの伝手で羽咋で工場を借りてお箸の頭切りを再開
7月父、脳腫瘍再発のため入院
母と長男は病院に面会しながら箸作り
8月父入院中、住居、工場×2の公費解体受理
9月父退院、母が看病しながらお箸作りを再開、長男家一丸となりお箸作り
10月9月末の洪水により機械も水没して機械類は全滅…その中で工場1の公費解体
11月年末に向けてのお箸作りに本腰!
12月工場2の公費解体、お箸作りの追い込み

ほぼハンドメイドなので量産は出来ませんが頑張ってます

地震の影響

地震で何が変わったと言えば全てが変わりました

  • 拠点
  • お箸作りの環境
  • お箸の製造方法
  • お箸を作れる数

全てが今までとは違います

地震の直後はこのまま廃業…とまで考えましたが待っていて下さるお客様を前に地震で負けるわけにはいかない!と奮起

相当苦しい状況から這い上がりました(今でも相当きついけど…)

やはり地震の影響は大きいです

私達だけではなく能登に住んでいる人間に大きな影響を与えたと思います

2025年の今後の桜木清四郎箸店

2025年も引き続きお箸作りを専念していく予定ですが、いくつか新しいデザインを追加していこうと思います

あまり難しいことは出来ませんが、なるべく自然な形でお箸を使う人の気持ちの寄り添ったお箸になればと考えています

今後とも宜しくお願い致します

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桜木清四郎箸店

石川県で輪島塗箸製造業を経営

令和6年1月能登半島地震で被災

再建に向けてサイトを立ち上げました

お箸は手作りです

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